Hiromuブログ

最近はこちら(https://zenn.dev/hiromu)が本体

MRTKのソース確認(プロジェクト準備)

今回は前の記事の続きです。

前の記事はこちら www.hiromukato.com

「物を掴んだりボタンを押したりできる最低限の機能をHoloLens 2 および UnityEditorで確認できる」ための実装を確認する場合どのあたりを見ればよいのかについてあたりをつけました。

そこからもう少し踏み込んで、MRTK v2.4.0(Foundation)をインポートし、必要のないものをできる限り削除するプロジェクトを準備ところまで落とし込みました。 以下のReleaseページにunitypackageとして準備しています。Unity 2019.3.15f1で動作確認済みです。

github.com

以下はGitHubのコミットログですが行った作業です。 見ての通りですがほとんどがデータ提供元(Provider) と特定の機能を提供する Services 配下のものなので、基本的にその機能を利用としない限りは動作に影響はないと思います(ただし動作を保証するものではありませんのでご注意ください)。

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音声認識や空間認識機能も思い切って削除していますが、ベースとなる部分を把握できれば後は必要な時に差分としてみていけばいいのではないかと思います。 なお、Gltf関連やInputAnimationアセンブリあたりも消せるかと思いましたが、エラーが出たので消すのは止めておきました。

MRTKで何かを作るのではなく、最低限の動作を把握しようとした場合に利用できるのではないかと思ったので公開してみました。